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レポートアジア・ヨーロッパ圏

【インドネシア】セベラス・マレット大学

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こんにちは!私は、国際関係学部国際関係学科3年の奥田夏子です。現在私は、奨学金留学制度を利用してインドネシアのスラカルタ市にあるセベラス・マレット大学(UNS)に留学しています。留学期間は今年の8月から来年の7月までの約一年間を予定しており、同大学のインドネシア文学学科(FIB)に所属しながら日々勉強をしています。現在、こちらに滞在して3か月が経過したので、スラカルタでの留学生活についてお話していこうと思います。

 

 

<授業について>
私は文化科学学部(FIB)のインドネシア文学学科に所属しており、UNSではそちらの授業科目を他の学生と一緒に受けています。科目は、インドネシア文学の歴史の授業やジャワ文化、インドネシア語音韻論などを履修しています。ジャワ文化の授業では、外部講師を招いてジャワ独自の文化である王宮舞踊に触れ、ジャワ語を学ぶこともできます。
授業はすべてインドネシア語で行われ、理解するのが一苦労です。そのため、普段の授業ではパワーポイントを写真に撮り、後で日本語に翻訳をしてノートにまとめる等の復習を行うようにしています。
授業は基本、クラスごとに受講します。クラスではメンバーが固定されているので、わからないことがあれば安心して質問することができています。課題は本当に大変ですが、クラスの友人の助けを借りながら、一歩一歩自分のペースで学習を進められています。

 

 

<生活について>
・食事
こちらでの食事は、外で食べることがほとんどです。お昼は、学部の食堂で食べ、夜は寮の周りにある食堂か、フードデリバリーを頼んで自宅で食べます。学部の食堂は、学部のキャンパスごとにあり、それぞれお気に入りの食堂を見つけて食べることができます。バイキングのように自分で好きな量を取って食べる形式もあれば、食堂のIbuに食べたいものを伝えて受け取るという形式がありますが、学部の食堂で食べるものは全てジャワの伝統的な料理のため、ジャワの食文化を学ぶ上でとても貴重な体験となっています。料金も、一度の食事で大体150円~200円ほどで、安く食べることができます。
夕食は、寮の付近で食べたりデリバリーフードを頼んだりしています。料金は大体200~300円です。

・住居
私は、大学付近のKos(寮)に住んでいます。大学に行く際は、Gojekというアプリでバイクを頼み、5分ほどでキャンパスまで行くことができます。時間に余裕があるときは徒歩で行ったりもしますが、朝は日差しが強く暑いので日傘が必須です。徒歩の場合は、大体10分ほどでキャンパスに到着します。
私のKosの一か月ごとの家賃は、日本円に換算すると1万4千円と少々高いです。しかし、部屋エアコンがついていたり、シャワーはお湯が使えたりと快適に暮らすことができています。また、付近には、生活用品が揃うお店や、安価で美味しい学生向けのご飯屋さん、課題が落ち着いてできるカフェがたくさんあり、とても住みやすいです。

・休日の過ごし方
休日はカフェで過ごしたり、新しいご飯屋さんを開拓したりしています。また、スラカルタ市内にはショッピングモールもあるので、そこへ行ったり、友人とナイトマーケットにでかけたり、スカテンという遊園地に行ったりしています。少し遠出をしたい時は、隣町のジョグジャカルタに日帰り旅行に行ったりしています。電車で1時間ほどで行くことができるので、遠出をしたい時にぴったりです。

・一か月の出費
旅行費を除いて、生活費(食費・生活費・家賃・交通費等)を計算した場合、一か月の費用は5万円程度です。私は奨学金留学制度を利用しており、一か月の生活費が5万5千円支給されているので、その支給額で十分賄うことができています。

 

 

<最後に>
私は、留学前とそれから留学当初、不安な思いでいっぱいでした。それは主に、生活面の不安と授業面、そして言語面の不安でした。
生活面の不安は、最初の一週間はホームステイをしていた時、そこの家ではバケツで体を洗ったり、シャワーが冷水だったりとギャップがありましたが、生活に慣れると同時に克服することができました。今ではKosに移っているので、不自由なく暮らせています。
授業面は、幸いとても心優しいクラスメイトや、親切にしてくださる先生方にたくさん恵まれ、現在では、とてもリラックスして授業を受けることができています。
言語面は、最初は特に意思疎通ができなかったため、かなり苦労しました。未だにわからないことも多く、単語や表現の勉強が欠かせないですが、穏やかなスラカルタと穏やかなジャワの人々に囲まれたこの生活に癒されながら、食文化や宗教、異なる文化に触れ、発見が多く楽しい毎日を過ごしています。
インドネシアやUNSでの留学について興味を持たれた方は、国際交流センターの方々にお尋ね頂ければ、私の連絡先を教えてくださると思うので、お気軽にご相談くださいね。