ドイツのトリーア大学に3月から留学している、外国語学科英語専攻2年のMariです。今回のレポートでは、7月末から8月にかけて私が周ったヨーロッパやドイツの旅行について書きたいと思います。
ドイツに来てから約半年が経ちました。7月半ばに授業が終わり、学期末のパーティーなどに参加しました。パーティーでは様々な国の学生とこれまで以上にコミュニケーションを取ることができ、自分の語学力の成長を感じました。
7月24日の昼、私は友達と2週間にわたる北欧旅行に出発しました。トリーアからノルウェーの首都オスロに降り立ち、世界遺産に登録されているガイランゲルフィヨルドを訪れました。このフィヨルドは、私たちにとってこの旅の最大の目的地でした。道のりは長く、鉄道やバスを乗り継ぎ、観光船にも乗り、今までに見たことのない雄大な自然を満喫しました。ノルウェーでは、宿泊は主に夜行バスで移動中に行いました。首都オスロに戻った後は、ノルウェー宮殿やゴル・スターヴ教会、ムンク美術館を巡りました。
7月27日の夜には、スウェーデンの首都ストックホルムに到着しました。ここでは友達の知り合いのお宅に泊めてもらいました。ストックホルムでも宮殿や教会、港などの観光名所を中心に巡りました。また、私たちは初めて「ザリガニパーティー」に参加しました。これは、その名の通りザリガニを食べるパーティーで、食器やエプロンなどにもザリガニの模様があしらわれ、家族や親戚で楽しむスウェーデンの行事です。
7月30日にはストックホルムからフィンランドのヘルシンキに向かうフェリーに乗り込みました。ヘルシンキでは、マリメッコの本社や地元の市場、市民図書館などを訪れました。
8月2日、無事にトリーアに戻ってきました。
北欧旅行は、私たちに新しい世界を見せてくれました。同時に、言語の壁や公共交通機関の利用方法、治安や物価の高さなど、さまざまなことを考えさせられる旅にもなりました。
8月10日、私は電車でチェコのプラハへ向かいました。トリーアからはフランクフルト、ベルリン、ライプツィヒを乗り継いで、約12時間の旅でした。プラハでは劇場や宮殿、教会を訪れました。滞在期間は2日と短かったですが、プラハの美しい街並みを一望し、美味しい料理も堪能でき、とても満足しました。
8月12日にはライプツィヒを訪れました。ライプツィヒでの滞在期間は1週間で、バッハが指揮を執ったと言われるトーマス教会や有名なカフェを訪れました。ライプツィヒでは母の知り合いの家に宿泊しました。また、サマーコースを受講するために来ていた友達とも、半年ぶりに再会し、楽しい時間を過ごすことができました。
8月19日にはベルリンに到着し、両親や親戚と会いました。ベルリンでは、かつてベルリンの壁があった場所を訪れ、ベルリンの歴史を学びました。また、世界最高峰と言われるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏も鑑賞しました。生で聴く演奏は、CDやインターネットで聴くものとは違い、圧倒的な迫力で、また聴きに行きたいと思いました。
8月25日には、ハノーファーという街で友達に会いに行きました。そこではハイキングやピクニックを楽しみました。8月でしたが、昼間は暑すぎず、夜は少し肌寒いほどで、とても快適に過ごせました。
今回のレポートでは、北欧とドイツ国内の旅行について書きました。私にとってこの旅行は、今しかできない貴重な経験となり、さまざまなことを学べる旅になりました。1から自分で旅行の計画を立て、行き先や宿泊先を決め、どんな経験をしたいかを考えながら行動することで、自己成長を感じることができました。また、旅行を通して今まで知識としてしか知らなかったことを実際に体験することで、多くの新しい発見があり、非常に満足しています。夏休みはまだ続くので、またドイツ国内を中心に旅行ができればと思っています。