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レポートアジア・ヨーロッパ圏

【韓国】慶南大学 2024年度サマープログラム⑤

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Global Hanma 2024に参加しました法学部政治学科1年のFです。このプログラムは2024年8月5日から2024年8月22日、韓国プサンにある慶南大学で行われました。

 

【参加を決めた理由】
大学に進学し、海外のプログラムに参加したいと思っていました。そこで見つけたのが慶南大学のサマープログラムでした。韓国の文化やエンターテイメント、料理などに興味があったため今回の参加を決めました。

 

 

【プログラムの内容】
このプログラムでは様々な韓国の文化を体験することができます。例えば、テコンドーやキムチ作り、韓国の自然や大学の桜をモチーフとしたDIY、ソウル観光や、現地のプロ野球観戦、伝統的なおもち作り、伝統楽器の演奏、昔の遊びなどがありました。
テコンドーでは、慶南大学のテコンドー部の先生に教えて頂きました。実際に道着に着替えて授業を行いました。テコンドー未経験でも行える護身術をいくつか教わりました。キムチ作りでは、使われている食材や味付け、作り方について詳しく教わりました。実際に白菜を漬けました。通常は何か月も漬けておきますが、授業内で作ったキムチも味が染みていてとても美味しかったです。DIYは細かい作業が難しく、とても苦戦しました。教授に教えてもらいながら、素敵な石鹸と飾り物を作ることができました。ソウル観光では明洞でNANTA劇場を見ました。パワフルな演技に感動しました。夜は明洞で買い物をしました。野球観戦では、チームの応援ソングを勉強して観戦しました。野球観戦は初めてでルールもわからなかったですが、とても楽しかったです。伝統楽器の演奏は、とても難しかったです。私はバイオリンのような楽器を演奏しました。音を出すのができず、音が出ても綺麗な音にならないので、何度も練習しました。最後はきらきら星を演奏することができました。プロの演奏は綺麗な音色で感動しました。韓国の伝統衣装は、カラフルで可愛かったです。それぞれの体験が新しく、感動や気づきがあり有意義な文化体験でした。

 

 

【休日の過ごし方】
休日は、韓国の学生と一緒にプサンに行ったり、カフェに行ったりしました。プサンでは広安里や、西面、南浦洞などに行き、沢山観光しました。広安里は大きなビーチと、大きな橋、海沿いに並んだ沢山のカフェ、高いビルが立ち並び、普段は見ることのない光景に感動しました。西面にはファッションのお店が並ぶ地下街があり、ショッピングしました。南浦洞は観光客でいっぱいでした。流行の先端でありながら、伝統料理を販売する屋台もあり、楽しい観光スポットでした。

 

 

【学び】
韓国に行った時は、会話が聞き取れて簡単な返事ができるぐらいでしたが、帰るときには韓国人学生2人と一緒に遊びに行くぐらいに韓国語レベルが上がりました。
最初は意思疎通ができず、伝えたいことが伝わらないもどかしさがありました。会話中に分からない単語があったらどのような意味なのかを聞くようにしました。さらに日本語と韓国語とでは発音が変わる単語があるので、その違いについても会話で学ぶことができました。お店に行くときは全て韓国語でやりとりを行いました。翻訳機に頼ることはしませんでした。沢山コミュニケーションをとることで、耳が慣れていき、早い会話にもついていけるようになりました。学んだのは語学だけではありません。文化の違いも体験しました。プログラムには日本だけではなく、アメリカやフィリピン、中国、台湾の学生も参加していました。そこでは文化や育った環境が違うため、意見がすれ違う場面もありました。
しかしそれも大きな学びでした。言葉が通じない中で、気持ちを伝えあうのは難しいことですが、互いが努力し合い、解決できたことは今後の大きな力になると思いました。

 

 

【最後に】
初めは海外で3週間過ごすことに不安がありました。隣国とは言え、日本と違う部分が沢山あるからです。言葉が通じない不安が大きかったですが、沢山会話を重ねると慣れていきました。わからないことがあったらその都度聞いたり、店員さんに質問したり、自ら声をかけることで学びが広がっていきました。消極的な性格の私ですが、積極的なコミュニケーションを心掛けたことで、帰る時には消極さがなくなっていました。むしろ沢山話したいと思うようになりました。学ぶというのは、積極的になれるかどうかが重要だと思いました。自ら話すことで世界が広がります。韓国だけではなく台湾や中国の学生とも話すことができました。3週間という短い期間でしたが、学ぶことが沢山ありました。このプログラムの参加を検討されている方には強くお勧めしたいです。
この経験を通して、より海外への挑戦の気持ちが強くなりました。知らない地で慣れない言語で過ごすことは不安で怖いことですが、それ以上に学びがあると思います。今回の慶南大学サマープログラムが今後の挑戦の糧になると思います。みなさんもぜひ挑戦してみてください。