大東文化学園 学園総合情報センターでは、教育活動および学園の運用の両輪で積極的にコンピュータシステムを導入し、学園内部だけでなく外からも安全で快適に利用できるネットワーク構築にも努力を重ねてきました。教育資料の閲覧やレポート提出および教員とのメッセージ交換などのツール利用は学園で学ぶ皆さんにとって最初に学ぶべきスキルの一つであるばかりか、これから社会で活躍していくためのリテラシー基盤の形成に資することになるはずです。

　一方、大量のデータに溢れて再現可能性が問題となっている今日の社会において、短期間で著しく成長してきた知識技術の社会利用の黎明を前にして、新たな課題も浮上してきました。エビデンスを形成するはずの元データの信憑性、計算モデルの検討と生成結果の妥当性、そして計算目的の倫理性などAI技術を個人だけでなく社会との関連において把握・展望することが必要となっています。教育・研究活動においても様々な考え方が提出されています。

　学園総合情報センターでは大東文化学園の教育研究活動基盤をさらに拡大・充実させることを目標として、情報環境の提供において利便性と安全性を向上すべく先端技術の積極的な導入を図って利用者により深い学びと気づきを提供するための活動を続けていきたいと考えています。このためには大東文化学園内外の皆様のご意見や提案が欠かせません。近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださるようお願い申し上げます。