現地の大学で教員をしていたのですが、専門的な知識が不足していたので、もっと研究して教員にふさわしい能力を身に着けたいと思い、大学院に進学することにしました。大学院では、学術研究の厳しさを学びました。また、日本語で論文の執筆やシラバスの作成をするのに、とても苦労しましたが、今になってはいい思い出です。現在、中国内モンゴル自治区にある大学で教員をしていますが、研究活動のみならず、授業の進め方や学生への論文指導には、大学院で学んできた経験がとても役に立っています。
日本に来た当時は、指導教授や日本人の大学院生とどのように接すればいいのか迷うことがありましたが、いろいろ話しをするにつれて、習慣や風習は異なっても同じ人間であることを実感しました。学位を取得し、中国に帰国するとき、指導教授や大学のスタッフ、他の大学院生と別れるのはとても辛かったです。大東文化大学での大学院生活は、とても大切な宝物です。